ケアンズ ワイルドライフドームへお出かけ(Wildlife Dorm)

本日も、快晴。

再び、ローカルバスに乗って、ダウンタウンへ行き、オーストラリアの動物たちへ会いに行くことにしました。

向かった先は、ワイルドライフドームです。
エスプラネードのすぐそば、ダウンタウンのバス亭からも歩いてすぐそこ。



入口がどこかよくわからなかったのですが、なにせ、1階がカジノで、なんだか暗く怪しい雰囲気でしたので。でも上の階に上ると、そこは明るい動物園。子どもたちのパラダイスです。

まぁ、いろんな種類の鳥さんたちに出会いました。

やっぱり、印象に残ったのが、ガマグチヨタカ(Frogmouthと英語では呼ぶみたいです)。
奥の白と黒の鳥ではなく、手前の木にとまる、木の皮のそのままの羽毛をもつ、ちょっと変なくちばしの、眠りについているこの子です。

他にも、かわいいのとか、きれいなのとか、鋭いのとか。英語で一生懸命説明を聞いたんだけどな。名前忘れちゃいました。


いろんな性格や見てくれとか、様々な個性のあふれる人間の世界みたいで、見ていてあきませんでしたよ。

そして、待ってました、オーストラリアといえば…。

クロコダイル!ワニさんです。

この迫力!!

次男君は、この画材に惹かれて、持ってきた色鉛筆を早速広げ、画用紙に写生を始めていました。

上には、パティオというのか、外の空間があって、チャイナマン川河口のヨットハーバーが見えます。向こうが太平洋。気持ちい潮風が吹いていました。

さわやかな風に吹かれて、お昼ご飯をダウンタウンで食べてくつろいだら、そのまま、バスに乗って、ゆっくりと家に帰りました。

あっと、もちろん、ケアンズの私たちの第二のお家へ、ですけどね。

ステップ2 家を決めよう!

街を決めたら、次のステップは、家を決めること。

この、「家」を決めることが、「夏休みを世界に暮す」生活の中で一番重要な要素だと私は思っています。

なぜなら、一番滞在時間が長くて、一番リラックスできる空間だから。

だから、妥協することなく、我がままに、自分あるいは自分の家族にピッタリのおうちを決めていくのがポイント!だと思います。

(1)どのメディアで探すか
2011年頃の昔は、地道に海外の検索サイト(Homeaway.comとかHoliday houseとか)
で地道に探していました。
しかし、今は、断然、Air B&Bが一番使いやすいかなと思います。世界中の家が多く登録されているのと、google mapみたいなので、ロケーションと予算から、パっと選びやすいのと、家のオーナーさんとのコミュニケーションも割とシステムとしてとりやすい、というのが理由です。

(2)どういった基準で探すか
普段の交通手段をどうするか。レンタカーか交通公共手段か、をイメージしてから、以下のことを決めています。

基準1:デザイン(雰囲気)

いきなり、これですが、私にとってこれが一番大事。
非日常の世界にどっぷり浸れるわけですから、この家が醸し出す雰囲気が、その長期滞在のすべてを決めるといって過言ではない、わけですよ。

家の中の家具や壁紙の色やデザイン、窓、配置等、すべてが醸し出すデザインやスタイルを一番重視してます。これが、まあ、日本の自宅のデザイン性がまったくなっていないのが原因なんですけど。あまりに素人くさく。インテリアや家具もその場しのぎであわてて購入していますから、統一性なんかも全くないし。生活優先でやってきてますから、ベッドカバーもデザインがまちまちだったり、色がコーディネートされていなかったり、まぁ、残念なデザインなわけなので。

せっかく。バケーションレンタルで家を借りるっていうことは、家具を含めて全部の雰囲気を借りれるわけなので、絶対に気に入ったデザインのもの=私のドリームハウスを選んでいます。

で、どうやって探すかって?

それはもう、家の写真(前景、リビング、ダイニング、ふろ場、トイレ等)をみて、そのインスピレーションで探します。

その国らしさ、とか、その地域らしさが入っているもの、デザインやコンセプトに統一性があるものが私は好きでした。
ともかく、この家の中で感じ取る異国情緒とか、スタイリッシュさとか、がこの旅のすべてを決めると思っています。

基準2:ロケーション

あとは、機能性ですが、ロケーションは外せません。基本的に、私の場合、歩いて行ける場所に以下のスポットがあるところを選びます。(車をレンタカーする場合はあまりロケーションを気にする必要はありませんが、私はお酒を飲むのが好きなので、できれば、運転をしないですむ、歩いて行けるステイ場所を探します)

まず、スーパーや市場、おいしいパン屋さんとかの近くであること。食べ物の調達がしやすいところですよね。
また、飲食店街の近くであること。作る時間がないとき、あるいは、外の食事を楽しみたいときに、パっと歩いていける距離に興味のある飲食店がたくさんある地域がよいかと思います。
そして、アクティビティや見学スポットへ出発する拠点の近くであること。おそらく、ちょっと遠くの観光スポットに行ったりする時、現地ツアー会社のオプショナルツアーに参加することもあるかと思います。あるいは、交通公共機関を使って移動して、自分で行く場合、地下鉄やバス停等、公共交通機関の拠点が歩ける距離にある、ということが重要な要素だと思います。

基準3:ベッド数と食卓の椅子の数
人数分のベッドが十分にあること。ここは、3人分か4人分か、5人分か、ホテルなら、総計のコストは大きく変わってきますので、ベビーちゃんなら添い寝させ、コストを抑えようか等考えますが、家を借りる場合は、3人分か5人分かは、値段があまり変わりません。だから、一人がゆったりと寝られるベッド数を確保しましょう。
最近は、そうしたバケーションレンタルのサイトを利用すれば、こちらの人数と日程を入れると、該当するホームを教えてくれるシステムになっています。

人数より多めのベッド数を確保しておけば、ギリギリになって、親戚の家族も急遽参加する、あるいはお友達の家族も参加するといった事態でも、家を変える必要がなく、値段もおそらくエクストラベッドを入れない限り、値段はあまり変わりません。ですから、宿泊予定人数より少し多めの人数が泊まれる家を確保するとよいと思います。

意外に重要だと思うのが、食卓の椅子の数です。エクストラベッドで寝るスペースを確保した場合は特にダイニングルームの椅子の数をチェックしてください。リビングルームの場合、そこに座る人もいたり、座らない人もいたりするので、正確に椅子の数が人数分揃っている必要はないのですが、食事するダイニングルームだけは、家族なり、滞在する人が一緒に集いますので、かならず、人数分揃っているか確認するとよいと思います。

基準4:水回り
とくに、小さなお子さんがいる場合、水回りをよくチェックしてあげてください。
私の場合、まず、お風呂の写真をチェックします。日本人の場合、バスタブがある方がなにかと疲れた体を休めることができますので、シャワールームに、バスタブがある家を選ぶようにしています。特に長期に滞在しますので、シャワーだけで済ませるだけでは、なんだか居心地が悪いような気が徐々にましてきます。

基準5:その他の設備
私としては、以下の設備が付属している設備を選びます。

・Free Wi-Fi:フリーワイファイ
もう、これはマストアイテム(必需品)。
海外に暮らしながらも、仕事をオンラインでこなすこともあり得ますので、ネット環境がないと大変ですね。また、日本に残っている家族との会話もネット環境があれば、今なら、SkypeやらLine、Zoomなどでほぼ値段を気にせず会話することができますよね。(昔は、高い料金の国際電話、値段を気にしながら短い会話をしていたんですけどね。本当に、今は便利な世の中になりました。)

・洗濯機
やはり、家族で長期で滞在となると、洗濯機が付属している家が一番住みやすいですね。ですから、どんな種類の洗濯機でも構わないのですが、洗濯機がついている家がいいですね。どうしてもない場合、バスタブのある家だったら、私は、よくバスタブでお風呂入った後、洗濯をしてました。だから、洗濯機がないとやっていけないってことはないんですけど、やっぱり、面倒ですね。(ちなみに、私は、必ず、自宅から日本製の洗濯洗剤を持っていきます。なんだろう、日本製品信仰者なのかも。ただ、慣れない土地にいきなりいって、慣れないデザインの洗剤を買うより、とりあえず慣れてある洗剤を放り込んで洗濯できる方がいいですね。)

・ケーブルテレビ
ケーブルテレビは必需品ではないのですが、あると子どもたちは喜びます。(英語の番組でも、意味はわかるのかわからないのか、とりあえず一生懸命リスニングして、大笑いしてます。)日本語でニュースが聞きたい方は、ケーブルテレビがあるとNHKも視聴できますし。

・エアコン
行く先にもよりますが、年々、地球温暖化のせいか、気温が高くなっています。ですから、涼しい地域だと思って、エアコンのない地域に行ったとして、突然暑くなってしまったということもありえるわけです。基本、その地域の昨年の気温の推移をチェックするものの、地球温暖化の傾向があることを踏まえ、エアコンがあるところが無難かな、と思います。

<番外編>
・プール

子どもが小さいうちは、レンタルハウスはプール付きのものを選びました。毎日毎日泳いでいて、まぁ、よくあきないものだと感心しましたが、狭い日本の家では考えられない贅沢ですから、プール付きのおうちだと子どもはかなり喜びます。(運動にもなるし)
ただし、かなり深いプールのおうちも借りたことがありますが、プールの監視員(親)が常時付き添う必要があります…。その時は、かならずプカプアできる浮き輪や、腕輪を日本から持っていくことを忘れずに。

ステップ1 街を決めよう!

「夏休みを海外で暮らす」方法です。

まず、何からすればいいでしょうか。

私がおすすめするのは、まず、ここに行く!という「街」を決めることです。
「一度は住んでみたい街はどこだろうか?」と自分で問いかけてみるところから始めることです。

この際、いわゆるご自身の価値観の軸をもっておくと、結構、決めやすいです。

私の場合、

価値観の軸(1)世界遺産のある街
価値観の軸(2)自然豊かな街
価値観の軸(3)食事がおいしい街
価値観の軸(4)際立った固有の文化がある街
の4つが主な軸でしたね。

だから、街の選ぶ時に参考にしたものは、
世界遺産リストがのったマップだったり、一生に一度は行きたい世界遺産の写真だったり、関連する本を眺めて、フィーリングでここ!と、決めました。

また、自然の豊かさも自分にとってははずせないポイントでした。普段、コンピュータをいじくるような仕事でしたし、住んでいる町もどちらかという大都市のコンクリートジャングル。せっかく、バカンスを楽しむなら、自然豊かな、落ち着いた街に行きたかったです。

もちろん、食事のおいしさも外せません。食事のおいしさっていうのも、自分の価値観次第だと思いますが、私のおいしい基準は、地元の自然にはぐくまれたヘルシーな農産物を、地元の人たちの文化で育まれたレシピーで料理されているもの。三ツ星レストランがあるとか、そういった基準ではなく(まず、子連れでは入れないですからね)、ナチュラルな歴史のあるおいしさ、という感じを追い求めました。

最後の基準は、際立った固有の文化がある街、ということです。どこにでもあるような店(例えばマクドナルドのような世界的チェーン店)やどこにでもあるような街並みではなく、独特の文化があるような、個性のあるようなそうした街が好きでした。宗教、言語、音楽、文学、芸術、民族、暮らし方、歴史等、すべてがユニークな街がよかったですね。

後は、現実的な選択するための評価軸が、小さくあるっていう感じでした。

例えば、子どもたちが小さかったうちは、

現実的な選択のための評価軸(1)フライト時間があまり長くない
現実的な選択のための評価軸(2)できれば時差が少ない
現実的な選択のための評価軸(3)子どもが食べられる食事があるところ
現実的な選択のための評価軸(4)予算におさまる
でした。

これらの4つの基準と4つの評価軸で、街を決めました。


家族の年齢構成によって、この街の行き先は徐々に以下のように変化してきました。

まず、最初に選んだ街は、末の子が2~3歳だったのですが、この子でも無理なく行けるような街でした。そこで選んだ行き先は、オーストラリアのケアンズ。もちろん、いわずと知れた魚とサンゴの宝庫のグレートバリアリーフや、キュランダ村の2つの世界遺産がある街です。そして、ケアンズはアボリジニーの少数民族のユニークな文化もあります。
また、似たような経度上にありますから、時差も少なく、子どもたちでも適応がしやすかと思いました。また、移民の街ですがら、子どもたちが食べられるような食事が豊富ですから、食の面でも心配はありませんでした。さらには、フライト時間は、約7時間半、ヨーロッパ方面と比較すると、十分に短い時間でした。これならば、上の子どもたち(当時10歳、8歳)をゲームで釣っておいて、小さい子の面倒をみればなんとかなると考えました。

次の年に選んだ「住みたい!」街は、インドネシアのバリ島でした。
バリ島の中でも、ウブド(英語では、ウブッと発音するのです!かわいい)の街を選びました。これも、インドネシアにあって、ヒンズー教徒の街ですし、ゴアガジャの遺跡や、音楽の教科書にあるかの有名な「ケチャ」を聴ける街でもあります。もちろん、遠出すればボロブドゥール遺跡もあります。フライト時間も、7時間40分程度と、一度ケアンズの経験があれば、楽勝でしょう。食べ物は、悩めるところでしたが、まぁ、アジアなら、焼き鳥のサテとかあるし、いけるでしょう、ということで、気楽に考えてました。実際、大丈夫でしたね。

次の年に選んだ「住みたい!」街は、カンボジアのシェムリアップでした。もちろん、その最大の目的は、世界遺産、アンコールワット!。小さいときから一度は行ってみたいと思っていました。ここも、アジアですから、フライト時間も比較的短かく、なんとかなりましたね。
カンボジアへのフライトは、私たちの最寄りの空港からは、ベトナム経由でしたので、ベトナムも楽しむ旅を組み合わせました。この時は、じっくりと一つの街と滞在するタイプの過ごし方ではなく、旅行型のバケーションとなりました。が、シェムリアップでも1週間程度滞在しましたので、じっくりと遺跡をめぐることができました。

で、それからは、子どもたちの受験等がそれぞれ重なって、なかなか滞在型のStay+Vacation =Stacation!のバカンスを過ごすこごたできなくなってしまいました。

今年こそ、夏休みは海外で暮らそう!と思っていました。次に狙ったのは、エジプトです。もちろん、言わずと知れたピラミッド郡(メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯)、古代都市テーベとその墓地遺跡、アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群、カイロ歴史地区)に行ける!とワクワクしていました。
が、今年の3月から、新型コロナの感染拡大により、海外へ行けない状況が続いています。
早くワクチンの開発・治療薬の開発がすすみ、また、コロナ前のように、いろいろな土地へ暮らす楽しみが戻るといいなと思っています。

今年を逃すと、また、受験の年に重なってしまうので、あと2年後かなぁ、と思っています。

次に暮らしたい都市は、「イスタンブール」!。「飛んでイスタンブール」のあの歌の、イスタンブール。トルコです。はやくいきたい。

もう少ししたら、すべての子どもたちも巣立って、定年後の夫婦の二人の滞在旅行となり、旅の形も変化してくるかな、と思っています。

となると、定年後すぐには、比較的体力のある若いうちにいける街(例えば、山とか、時差があるとか、フライト時間が長いような)から暮らしてみたいな、と思っています。

60代で暮らせる都市、70代で暮らせる都市、と私たちのライフスタイルの変化に応じて、この「夏休みを海外で暮らす」スタイルも変わってくるものだと思います。

ということで、「夏休みを海外で暮らす」の最初の一歩は、住む街を決める!、でした。

この最初の一歩がとても大切だと思います。まずこの最初の一歩を踏み出すことから、ぜひ、始めてみてください!結構、ワクワクしますよ~。