「夏休みを世界で暮らそう」とは?

旅行って、結構お金がかかりますよね。

せっかく高いお金を払って飛行機をおさえて、長い時間かけてフライトに乗って旅行するなら、現地で短い滞在時間の中その場所の有名どころの観光スポットを駆け足で回って、楽しいけど疲れて帰ってくる時間の過ごし方なんてなんだかもったいない!

一つの場所にじっくり腰を落ち着けて、ホテルではなく家を借りよう。
観光スポットだけを点で楽しむのではなく、家から近所を散歩したり、家から市場へいって現地の人の食べている野菜や果物、シーフードやお肉、ワインやジュースを、ワイワイいって買い込んで、家に帰ってゆっくりと家族と楽しもう。
家や町で巡り合う自然、花や、木々、動物たち、昆虫なんかも全部まるごと楽しんじゃおう!
そこが舞台になっている文学とかも楽しんじゃおう!
そして、そこで出会う音楽も楽しんじゃおう!
そこでしか出会えない人たちとの会話や出会いを楽しんじゃおう!


つまり、普段、日本のとある地域で自分たちの家で普段やっていることを、そのまま海外の特定の地域に移して、生活そのものを楽しんじゃおう!というコンセプト。

旅人というより生活者。

deepでslowで、relaxingで、immersionできる、そんな時間を楽しむのは素晴らしいのではないかしら?

子どもが小さいうちは、ゆっくりじっくり滞在型で文化・自然・街並み・人々を丸ごと楽しもう。

子どもたちが大きくなったら、また違う楽しみ方もある。

そして、子どもたちが巣立ったら、夫婦で楽しむ、ちょっと長期滞在型の海外の暮らし方があるんじゃないかな?

日本は、地球温暖化の影響かもしれませんが、夏の気温の高さが耐え難いことになってきています。私たちが住む地方では、7月、8月、9月と、へたすると35度以上が毎日続きます。


こんな、日本での生活が厳しい時期は海外へ脱出し、違う世界、ライフスタイルを丸ごと楽しむのはどうかな?と思っています。

移住には、ビザの問題もあります。引退後であれば、それ専門のビザ取得のため、かなりの金額を投資する必要があるかもしれません。その上、医療サービスの問題や医療費がカバーされるか、等の問題もあります。また、語学力や適用力の問題もでてくるでしょう。
でも、日本国籍ならたいていの国へビザなしで3か月くらいは入国し、滞在できる海外の国々がたくさんあります。こうした特権を利用して、子育てや介護、教育、医療の問題がでてこない期間、例えば、夏休みといった1か月~3か月の期間を利用した、旅行よりもちょっと長い、そしてロングステイや留学よりちょっと短い、旅行型ではなく滞在型の「プチ・ステイケーション」の時間の創出を実現してみたいと思っています。

いろんな「夏休みを海外で暮らす」ライフスタイルを、子どもが小さいうちから定年後といった長期間にわたってつづっていきたいと思います。

ということで、このブログを始めることにしました。

ケアンズで、ゴミを捨てる 

ただ、ホテルに泊まるのではなく、「世界で暮らそう!」のコンセプト。

それぞれの国や地域の生活事情を丸ごと体験するのがコツ、だと思います。

で、やっぱり避けて通れないのは、暮らすと必ずでる「ゴミ」の処理です。

このケアンズでのリジーさんのおうちでは、どうするかを聞いてみました。(入室すると様々なルールが説明されてある用紙がありますので、事前に知らなくても大丈夫。基本的なルールに従っていれば、ちゃんとご近所に迷惑をかけずに暮らすことができます)。

さて、ケアンズのゴミの捨て方。私たちが滞在した2011年では、リサイクルゴミか、燃やすごみかの2種類に分別とのことでした。(これから暮らす人は、最新情報をケアンズ市のサイトからチェックしてくださいね。)


リジーさんの説明書には、一週間に一回、回収にくるということ。曜日は忘れてしまったのですが、その日の朝6時前までに、この大きなバケツ(燃えるゴミとリサイクルゴミ)、片方の下部にリールがついていて、これを利用したまま道端までゴロゴロと引きずって出しておくのだそうです。バケツを置くべき向きもあったかと思います。そして、おもしろいことに、この二つのバケツを30cmくらい話しておく必要があるそうです。

今、写真を確認したら、こぼれたゴミを掃除するような道具がちゃんと用意されてありますね。(リジーさんの心遣い、素晴らしい!)

その通りにやってみました。が、なんでこんなルールになっているのかまったく理解できず。
そこで、ワクワクしながら、ゴミ収集車がやってくるのを待ちました。

すると、大きな音が近づいてきて収集車がやってきました。じっと息をひそめてみていると、なんと、人がゴミ収集車から降りることなく、ゴミ収集車から直接アームが伸びて、無人のままガシッとゴミ箱をつかんで、ポイっとひっくり返してゴミを収集していました。



すごいっ! 早っ! ダイナミック! 
うーん。これは、ケアンズの広い道路だからできるんだろうなぁ。日本だったら、路地に入り込んでの回収もあるから、このダイナミックな回収方法は取り入れることはできないなぁ、と驚きました。

そして、無人だからこそ、30cmゴミ箱を離しておかないといけないといけなんだ、と納得しました。 くっついていたら、デリケートな操作できないだろうから、ゴミ箱が倒れたり、つかめなかったりするんだろうな。

驚きの体験でした。

これも、お家に暮らしたからこそわかること。なかなかない貴重な体験をしました。

おうちにやってくる昆虫や鳥たち

子どもたちが大はしゃぎしたのは、家の庭にやってくる、様々な珍客です。

まずは、鳥。夜にも来る。変な音を立ててくるので、最初は「おばけー」と怖がっていた子も一部いましたが、その環境にもなれてくると、どんな珍客がくるのか、探しにいっていました。

お次は、昆虫たち。バッタもでかい!

ケアンズのバスを利用して少し遠出

今日は、ケアンズのバスを利用して少し遠出することにしました。
家の周り、スーパー等を制覇した後は、もう少し遠くに探検したくなってきました。

最寄りのバス停は、Mulgrave Rdですね。バスルートは6。
今日も、カラッとした快晴です。

ケアンズのバス


ダウンタウンへは、3.8キロほど。バスでいけば10分か15分くらいだったと思います。
バスに乗るという旅も、わくわくして、楽しかったですよ。後ろから乗るのかな?前から乗るのかな?ドライバーさんはどんな人だろう、等。

うちの子たちは、足をぶらぶらさせて、前の人の椅子の背もたれをトントンしていたらしく、帰り道、怖いお兄ちゃんたちに英語で怒られていました。なんでも、経験。なんで怒られたかキョトンとしていましたが、その後、彼らは、日本にいても公共機関で前の人の背もたれに気を付けておとなしく座れるようになりましたよ。何事も経験、だ。

ダウンタウンでも、広場の公園でカラフルな滑り台を発見。子どもたちは、ここでも寄り道です。小さい子どもにとってみれば、日本の自分の家の近くの公園であっても、オーストラリアのケアンズの公園であっても、滑れればハッピーなんだろうな。

親のお愉しみは、おいしそうなショップを見つけて、試してみること。この日は、おいしそうな手作りアイスクリームショップを発見。もちろん、いろんな味を楽しみましたよ。

スーパーに買い出し (現地の食の世界へGO!)

今日は、歩いて、近所のスーパーに買い出しにいきました。

あいかわらず、からっと晴れた、気持ちいい日です。

子どもたちと連れ立って、今日の目的地はここです。 ストックランド・ケアンズ・ショッピングセンター。ゆっくりと歩いて20分くらいです。

ここにはよく通ったなぁ。

到着すると、植え込みの木々にたくさんの鳥たちが、本当にピーチクパーチク鳴いていて、なんて極楽浄土な場所なんだろうと思いました。

さて、子どもたちのために食料と飲料をゲットせねば。

よくいったのは、産直広場のような、八百屋コーナーです。いろんな野菜がありましたが、買い物に夢中になって、あんまり写真を撮っていませんでしたね。ともかく、牛肉が安い!ので、何度もステーキになりました。
野菜の名前を英語でいったり、「EA」の意味を説明したり(Eachということで、1つの値段)、多少は子どもたちの英語の勉強にもなったかな?(独りよがりかも…)

ここのスーパーで基本お土産類を調達したような気がします。
現地のスーパーのお菓子や、文房具店で砂で描くお絵かきセット等を買いました。本屋では、魚の図鑑や、動物図鑑を子どもたち用に仕入れました。

そして、お腹がすいたら、フードコートで食事です。
下の写真は、街中のフードコートの様子。スーパーではなりませんが、カレーも寿司も、中華麺も。さすが移民の国ですから、子どもたちも食事には困りませんでした。

初日は近所を散策 (長期滞在の魅力)

ゆったりステイで、「夏休みは世界のおうちで暮らそう!」のコンセプトで過ごすのはとってもおすすめです。次から次へとアトラクションやアクティビティを詰め込まなくていいんです。ただ、ゆっくりと日常を楽しむ。結構いけます。

ゆっくりと子どものペースで目覚めて、現地の人たちみたいに軽くシリアルの朝ご飯で済ませて、それから何するか考えればいいのです。

そういえば、このオーストリアのケアンズで過ごしたリジーさんのおうちでは、到着後の次の日朝ご飯用のミルクや、オレンジジュース、シリアル、パン等が冷蔵庫にストックされてありました。本当に、心遣いに感謝です。

お友達の家族の子どもたち二人と、我が家の子どもたち3人とでワイワイと過ごしながら、少し散歩に出ることにしました。

クラークス川という、キャナルのような川沿いを歩きます。路地裏も探索。クラークス川の向こう側が、どうやら競馬場のようでした。(日本みたいにオヤジくさくない、広い、緑にあふれた明るい景色)

最初は、出会う鳥たちに大はしゃぎ。日本でいうと雀か鳩くらいの、オーストラリアでは珍しくない鳥も、日本人にはびっくりの鳥たちを撮りまくる子どもたち。くちばしの形が優雅ですね。



そこで、馬をさがしたりして、魚がいるか川をのぞいたり、子どもたちは楽しんでいました。

途中、地元の人たちの公園にも立ち寄り、子どもたちを遊ばせます。

私たちが泊まっているお家のような、広い大きなお家が続いていて、いくつか空家(For Sale)がありました。こんなところにおうちを買うのもいいなぁ、と夢見ながら、散策してました。

家に帰ると、「変な奴が来たなぁ」と、お隣の犬が興味深そうにのぞいていました。


途中、いくつかの食べ物屋さんもチェックして、テイクアウトもできそうだな、と品定め。インド料理屋さんが当時ありましたので、そこでの営業時間をチェックして、いつか遠出した時の夕ご飯用にしようと決めました。(今は、グーグルマップがあるから、どこで食事にいくか、スーパーの場所とか、すべて簡単に調べられるようになって便利ですね。2011年当時は、Google mapは、そんなに身近ではなかったです。だから、歩いてみて、なんとなく地理がわかりました。)

次の日のターゲットは、野菜やフルーツ、お肉などを調達しに、近場のスーパーに行くことに。

カラっと晴れ上がった、とてもよい天気でした。