ケアンズで、ゴミを捨てる 

ただ、ホテルに泊まるのではなく、「世界で暮らそう!」のコンセプト。

それぞれの国や地域の生活事情を丸ごと体験するのがコツ、だと思います。

で、やっぱり避けて通れないのは、暮らすと必ずでる「ゴミ」の処理です。

このケアンズでのリジーさんのおうちでは、どうするかを聞いてみました。(入室すると様々なルールが説明されてある用紙がありますので、事前に知らなくても大丈夫。基本的なルールに従っていれば、ちゃんとご近所に迷惑をかけずに暮らすことができます)。

さて、ケアンズのゴミの捨て方。私たちが滞在した2011年では、リサイクルゴミか、燃やすごみかの2種類に分別とのことでした。(これから暮らす人は、最新情報をケアンズ市のサイトからチェックしてくださいね。)


リジーさんの説明書には、一週間に一回、回収にくるということ。曜日は忘れてしまったのですが、その日の朝6時前までに、この大きなバケツ(燃えるゴミとリサイクルゴミ)、片方の下部にリールがついていて、これを利用したまま道端までゴロゴロと引きずって出しておくのだそうです。バケツを置くべき向きもあったかと思います。そして、おもしろいことに、この二つのバケツを30cmくらい話しておく必要があるそうです。

今、写真を確認したら、こぼれたゴミを掃除するような道具がちゃんと用意されてありますね。(リジーさんの心遣い、素晴らしい!)

その通りにやってみました。が、なんでこんなルールになっているのかまったく理解できず。
そこで、ワクワクしながら、ゴミ収集車がやってくるのを待ちました。

すると、大きな音が近づいてきて収集車がやってきました。じっと息をひそめてみていると、なんと、人がゴミ収集車から降りることなく、ゴミ収集車から直接アームが伸びて、無人のままガシッとゴミ箱をつかんで、ポイっとひっくり返してゴミを収集していました。



すごいっ! 早っ! ダイナミック! 
うーん。これは、ケアンズの広い道路だからできるんだろうなぁ。日本だったら、路地に入り込んでの回収もあるから、このダイナミックな回収方法は取り入れることはできないなぁ、と驚きました。

そして、無人だからこそ、30cmゴミ箱を離しておかないといけないといけなんだ、と納得しました。 くっついていたら、デリケートな操作できないだろうから、ゴミ箱が倒れたり、つかめなかったりするんだろうな。

驚きの体験でした。

これも、お家に暮らしたからこそわかること。なかなかない貴重な体験をしました。

おうちにやってくる昆虫や鳥たち

子どもたちが大はしゃぎしたのは、家の庭にやってくる、様々な珍客です。

まずは、鳥。夜にも来る。変な音を立ててくるので、最初は「おばけー」と怖がっていた子も一部いましたが、その環境にもなれてくると、どんな珍客がくるのか、探しにいっていました。

お次は、昆虫たち。バッタもでかい!

初日は近所を散策 (長期滞在の魅力)

ゆったりステイで、「夏休みは世界のおうちで暮らそう!」のコンセプトで過ごすのはとってもおすすめです。次から次へとアトラクションやアクティビティを詰め込まなくていいんです。ただ、ゆっくりと日常を楽しむ。結構いけます。

ゆっくりと子どものペースで目覚めて、現地の人たちみたいに軽くシリアルの朝ご飯で済ませて、それから何するか考えればいいのです。

そういえば、このオーストリアのケアンズで過ごしたリジーさんのおうちでは、到着後の次の日朝ご飯用のミルクや、オレンジジュース、シリアル、パン等が冷蔵庫にストックされてありました。本当に、心遣いに感謝です。

お友達の家族の子どもたち二人と、我が家の子どもたち3人とでワイワイと過ごしながら、少し散歩に出ることにしました。

クラークス川という、キャナルのような川沿いを歩きます。路地裏も探索。クラークス川の向こう側が、どうやら競馬場のようでした。(日本みたいにオヤジくさくない、広い、緑にあふれた明るい景色)

最初は、出会う鳥たちに大はしゃぎ。日本でいうと雀か鳩くらいの、オーストラリアでは珍しくない鳥も、日本人にはびっくりの鳥たちを撮りまくる子どもたち。くちばしの形が優雅ですね。



そこで、馬をさがしたりして、魚がいるか川をのぞいたり、子どもたちは楽しんでいました。

途中、地元の人たちの公園にも立ち寄り、子どもたちを遊ばせます。

私たちが泊まっているお家のような、広い大きなお家が続いていて、いくつか空家(For Sale)がありました。こんなところにおうちを買うのもいいなぁ、と夢見ながら、散策してました。

家に帰ると、「変な奴が来たなぁ」と、お隣の犬が興味深そうにのぞいていました。


途中、いくつかの食べ物屋さんもチェックして、テイクアウトもできそうだな、と品定め。インド料理屋さんが当時ありましたので、そこでの営業時間をチェックして、いつか遠出した時の夕ご飯用にしようと決めました。(今は、グーグルマップがあるから、どこで食事にいくか、スーパーの場所とか、すべて簡単に調べられるようになって便利ですね。2011年当時は、Google mapは、そんなに身近ではなかったです。だから、歩いてみて、なんとなく地理がわかりました。)

次の日のターゲットは、野菜やフルーツ、お肉などを調達しに、近場のスーパーに行くことに。

カラっと晴れ上がった、とてもよい天気でした。

オーストラリア ケアンズで借りた家 (長期滞在)

ケアンズの家
ケアンズの家

オーストラリア ケアンズでは、ホテルで滞在せず、バケーションレンタルといって、週単位等でレンタルできる普通の一軒家を借りることにしました。

利用したのはCairns Holiday Homes というサイトです。
こちらのサイトのオーナー(そして物件のオーナー)は、リジーさん(Lizzie)とニック(Nick)さん。 二人のプロフィールの説明になんだか惹かれて、早速コンタクトをとることにしました。私たちがケアンズに長期滞在した当時は2011年でした。当時は、Air B&Bといった民泊用のサイトは整備されていませんでしたので、地道に検索して、フィーリングの合うところを探す方式でした。基本、私は、取り扱っている人が信頼できそうなら依頼する、という人を見て決める方式です。これまで、それで困ったことにはなっていないので、物件を見るというより人を見て決めたほうがよいような気がしています。実際、リジーさんの対応は様々によく、こちらが安心して滞在できるよう、心からサポートしてくださいました。

オーナーさんたちは、2011年当時は、Wilks Houseというおうちを保有されていて、1週間で1350オーストラリアドルでした。(1オーストラリアドルがだいたい77円くらいですので、1週間11万円くらいでした)。3週間分。最初は額が大きかったのでドキドキしましたが、お友達の家族もジョインするということで、コストを分けて借りました。ペイパルか銀行振り込みかで払おうかどうしようか、となっていましたが、結局ペイパル経由(クレジットカード)で払ったみたいです。最初にディポジットとして300ドル程度、残りを後で払ったような気がします。

ホテルに滞在すると、家族連れですと、一部屋あたり、あるいは一人あたりでチャージされてしまいますので、長期間の滞在はなかなかできないもの。だから、家族連れで長期滞在するなら、おうちをまるっと借り上げるほうがお得だと思います。

33まずは、お家ならではの経験ができます!

3ベッドルームあり、我が家(大人二人、子ども3人)とお友達の家族(大人二人、子ども2人)で泊まりました。
素敵なキッチン。

お皿や、フォーク、ワイングラス等、アイロン、電話、インターネット、洗濯機等、生活に必要なすべてのものがきれいに揃っていました。洗濯したら、庭の物干しざおに干したりする経験もとても楽しいものでした。また、地元のニュースやケーブルテレビが入っていましたので、子どもたちも訳も分からず英語で番組を見て、一生懸命聞き取って、笑ったりなんだりと楽しそうでした。



こちらのおうちの魅力は、なんといっても大きなお庭。ここを眺めながら、オーストラリア式の大きなバーベキューコンロもあり、夕暮れ時以降は、外のダイニングテーブルを囲んで、オーストラリア方式で夕食を楽しむことができます。



これは、スーパーで購入したオージービーフを丸ごとバーベキュー!
結構、お肉はお安いですし、何しろ、食べ盛りの子どもたちもモリモリと食べられて楽しいかぎり。飽きてきたら、お庭に直行して、走り回ればいいわけですから、親も安心してワインが飲める!

地元のスーパーで仕入れたジュースや、ワインをここで思う存分楽しめるわけです。

庭には、素敵な季節な花々があり、子どもたちもびっくりの様々な鳥が舞い降り、自然も楽しめます。



近所の子どもたちも、ワンちゃんも、隣に引っ越してきた珍しい家族たちに興味深々。塀越しに話しかけてきたり。まるごと、現地で何が起こるかわからない状況を子どもたちも実地で体験することができました。




庭に、いろいろとビジターがやってきては、そのたびに子どもたちは大はしゃぎです。この日は、ちょっと大きめの鳥さんがやってきました。

近所には、歩いていけるショッピングセンターがあり、そこで食材を買って、家に持ち帰り、文字通り、「現地に暮らす」という生活を楽しめます。

お友達のファミリ―は、お子さんが英語が大好きだったので、この長期期間を利用して、現地の小学校へ1週間ほど留学していました。

うちの子どもたちは、英語が嫌いなので、もっぱら、動物園、街歩き、もちろん観光スポットにもでかけました。

でかける時は、近所のバス停まで出向いてバスにのります。
そして、暗くなる前に帰ります。

家を拠点に生活を楽しむので、リラックスできますし、小さな子どもがいても家族に負担があまりありません。小学生の子どもたちも、午前中は夏休みの宿題を片付け、午後は探検、そして夜は家で食べてのんびりする、と海外での日常を満喫した様子。

最後の週末は、オーナー夫妻のニックさんとリジーさんを招いて、天ぷらディナーを共にしました。

何が起こるかわからない、現地の滞在を、まるごと体験することができた夏休みでした。

このケアンズでのこの滞在が、「家を借りて現地に住む」スタイルのバカンスにはまったきっかけです。

そして、このサイトを通じて、みなさんにもぜひおすすめしたいと思っています。